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おじゃま道草3

2012.02.04

category : 怖い話

おじゃま道草を最初から読む


起きるなり、彼は、

「ああーーっ、疲れた。おれ、うなされてなかった?

揺すったでしょ。分ったんだけど、夢がさめないんだ。

これで4回目かな。同じ夢見たのは、、、

2階じゃ見たことなくって、いつもここで寝た時にだけ見るんだ。

おれ、何か寝言を言ってた?」

と、目をこすりながら、一気に話しました。

「うん、うん、、っていってたよ。」

船井さんが答えると、、、、

「そうか? おれ、うんう、、って、、、

自分では首を振ってたつもりなんだけどなぁ、、。

聞いてもらえる?」

そう言って、馬場君は夢について語り始めました。




馬場君が見た夢の要旨は次のとおりでした。

「気がつくと、座敷に座っている。

広い座敷で、30畳ほどはある。

電燈もなく、造りも古い。

時代劇のセットのようである。



しばらくすると、少女が現れる。

5・6才で、可愛らしい。

赤っぽい振り袖を着ている。

七五三参りに行く姿のよう。

髪もキチンと結ってある。

時代劇でなら、武家の娘という役がら。



少女が、

『おにいちゃん、あそんで。』

とせがむ。

遊んであげたいが、

<自分はここを動いてはならない。

動くと帰れなくなるかも知れない>

という不安感がある。

そこで、少女に、

『外で遊んできなさい』

と勧める。

しかし、聞き分けない。

『あそんで。あそんで。』

と、繰り返しせがむ。

しかたがないので、

<少しだけ、この場所で、、>

と思うと、それを察したのか、

少女はニコッとして、

持っていたお手玉を差し出す。

<さて、どうしようかな。>

そう考えながら、受け取ろうとする。



と、その時、座敷の奥の方から、

『遊んでいてはイケマセン』

という、母親らしき声が響く。

その途端、少女の笑顔は消える。

蒼白となり、自分(馬場君)の

陰に隠れようとする。

『呼んでるよ。

行かないと叱られるよ』

と言うと、少女は、おびえ始め、

今にも泣き出しそうである。



そしてついに、

母親が座敷のはずれから姿を現す。

和服を着込み、すらっとしている。

初めは、遠くではっきりしないが、

近付くにつれ、

綺麗な顔だちであることがわかる。


<優しそうな母親じゃないか>

そう思って、後を振り向くと、

少女は消えている。
  
<あれ?>

不思議に思いながら、

母親の方を向く、、、、

先ほどの顔だちはかき消え、

なんと般若になっている。



恐怖に捕らわれ、

<にげなきゃ、、>

そう思った時、夢からさめる」




馬場君が話を終えた時、バンドのメンバーが2階から降りてきました。

ライブの打ち合せに皆で出かけるそうです。

腰をあげて、私たちも帰る支度をはじめると、、天井から、、いや、2階から、タッタッタ・・・と誰かが走り回る様な足音がしました。

全員聞こえたようで、一瞬、皆動きを止め、顔を見合せました。

「聞こえた? これで2度目だな?」

今、2階には誰もいないよなぁ。

馬場君が言うと、メンバー全員がうなずきました。茅野君がすかさず、

「大人だと、ドスッドスッという足音になるから、あれは、子供だな。

実際、2階で子供が走り回ると、あんな足音になるよ。」

とコメント。

しばらく、皆沈黙し、次の音を待ちましたが、もう、足音は聞こえませんでした。



皆が出かけ、私たちも帰路につきました。



自宅へ戻ると、写真などをもとに、背後関係を見てみました。

1階を歩き回っている「本体」(何であるかは伏せておきます。土地へ縛られてはいますが、出張して動くこともあるのでうかつに波長があうと危険ですから)は、千数百年前の怨霊です。

本来は、この土地のものではなく、因縁を背負った不幸な一族に執り憑いた状態でやってきた悪霊のようです。

一族を惨死に追込みながら、強烈な結界を形成し、自らを土地に呪縛してしまった形となりました。

負の結界はその吸引力により、捕まえられるものは何でも取り込んでしまいます。写真の中には犠牲となった浮遊霊などが多数みられました。

そしてその中に、決定的な取り込みがあります。ある時、気がおかしくなった住人がいて、とんでもない大変なことをしでかしてしまいました。

屋敷を増改築する際に、道祖神が邪魔になり、なんと、石仏を井戸に投げ込んでしまったようです。現代ならまだしも、普通の昔の人がそんなことをするはずはありませんから、余程、狂った状態だったのでしょう。

オマケに、その井戸は、その後、そのままの状態で埋められてしまいました。榎本君が、神仏の罰かも知れないと言っていましたが、正にその可能性は大です。

「本体」を核とする結界内で、井戸の石仏が新たな強い核と化し、いわば、二重ブラックホールを形成していることになります。



例の少女は、これらの吸引にひっかかってしまった、もっと新しい一族のひとりです。今から百数十年前のものだと思われます。母親が怨霊にやられたため、苦しい目にあったようです。病気になり、他の場所で亡くなりましたが、念だけはここに残りました。例の猫は、その娘が可愛がっていた猫です。



いずれにしても、浄化できるような代物ではありません。1日も早く、転居すべきです。私は、電話で馬場君にその旨を伝えました。

しかし彼等は、転居の際に持ち金を使い果たしたらしく、すぐには越せない、とのこと。

彼等も、重なる不穏な現象に嫌気がさしていたが、お祓いなどでおさまるのならば、、、、と思って私に相談をもちかけたもようです。

私が、、、

「だめだ、、。」

と告げると、

「そうか、やっぱりね、、、。」

と納得し、出来るだけ頑張ってバイトをして金を貯め、急いで転居することを約束してくれました。



その後、2ヵ月ほどで、彼等は転居に至りますが、その間に随分と失うものがありました。霊障が原因の、人間関係のもつれです。



おじゃま道草4へつづく





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